投資信託選びで重要な点&ランキングをご紹介!

金利の低い昨今、少額で分散投資ができる投資信託が注目を集めています。
NISA(少額投資非課税制度)や確定拠出年金など運用に対して税制の優遇が始まったこともあり、投資信託についての知識は、お金を運用したいと考えている多くの人にとって重要なものとなりました。
そこで、これから投資を始めたい方にも分かるように、初めての投資信託選びで重要な点と、人気のファンド銘柄をランキング形式で説明します。
文末ではファンドスコア上位銘柄の月次買い付けランキングを国内株式、海外株式に分けて紹介しています。

初めに投資信託選びで重要な点

投資信託の数は多く、個人の方が購入できるものだけでも5千本以上あります。
「どれを選べば良いのか分からない」という方のために、初めての商品選びで重要な点をまとめました。

まずは、投資目的を決めましょう。
家計を分析し、個人の資金の状況にあわせた商品に投資することが重要なポイントです。
ライフプランにおいて必要性の高い資金は、安定性を重視した商品で運用すると良いでしょう。
投資信託に適しているのは、当面の使いみちが決まっていない余裕資金です。
老後に備えるなど長期的に資産を増やす、現在の収入を補充するため安定した分配金を得たい、取りあえず余裕のある資金を運用したい等の目的によって、適したファンドが決まってきます。
次に、資産のタイプから絞り込みましょう。
投資信託は、日本株・外国株などさまざまな商品を組み合わせて運用されています。
どのような配分で投資するかは「どの程度の値動きを許容できるか」という観点で絞り込むのが簡単です。
株式は値動きが上下に大きく、上がる時も大きいので大きなリターンを狙いたい方は選択してみるのも良いでしょう。
一方、債券は株式より値動きが小さいものが多いです。
資金を減らさないことを最重要視しつつ、小さいながらも堅実に増やしたい方は債権を選ぶと良いでしょう。
REITは大まかには株式と債券の間に位置するイメージです。
次の章でも触れますが、純資産残高は選んだファンドの安全性を探るための指標になります。
基本的には、残高の高いものを選ぶと安全です。
手数料の安いものを選ぶことも大切です。
投資信託は購入時や保有時に手数料がかかります。
一般的には店舗を持つ証券会社より、楽天証券などネット証券のほうが手数料が安いことが多いです。
特に、信託報酬は運用期間中ずっと支払うものなので注意が必要です。
購入時の手数料としては、ネット証券などで取り扱いのあるノーロード投資信託とよばれるものは販売手数料が無料なので検討すると良いでしょう。
また、近年人気の毎月分配型ですが、分配金にはこだわらず選ぶほうがよいでしょう。
なぜなら、毎月分配型と、年一回分配や分配金を支払わない投資信託を比較すると、分配金がないタイプの方が税制上得になることがあるからです。
毎月分配型の商品の殆どが、信託報酬が高めに設定されています。
信託報酬とは保有し続ける限り継続的に引かれる手数料です。
月々お金を受け取って投資の実感をしたいということでなければ、分配金がないものを選ぶ方がリターンが大きくなる場合があります。
最後に、投資の仕方については、分散投資という方法があります。
異なる資産タイプを複数持つことで、比較的安定的な投資ができる方法です。
例えば、債券と株式など、異なる資産タイプを組み合わせると、値動きのパターンが異なるので、補い合うことができるのです。
一度に購入するのではなく、複数回に時期を分けて購入する時間分散を組み合わせると、購入価格を平均化することができます。
時間分散は投資期間が長くなるほど、効果的だと言われています。
投信積立は、購入する時期をあまり気にすることなく投資ができる、時間分散を生かした商品と言えます。
ここまで絞り込めば、だいぶ自分にあったものが分かってきます。
銀行や証券会社とは長くつきあう場合が多いので、メリットの多い口座を利用するのもおすすめです。
投資信託を購入する際は、その取引する銀行や証券会社で口座を開く必要があります。
最近では、楽天銀行など、保有している人に預金の金利が優遇されたり、キャンペーンを行なっている金融機関もあるので、調べてみるのも良いでしょう。

投資信託で重要な純資産とは

純資産とは、投資信託に含まれる株式や債券の時価に、株式の配当金や債券の利息などの収入を加えた資産総額からファンドの運用に必要な費用などのコストを差し引いたものです。
一般的には、純資産が多いほど償還の可能性が少なく安全だとされています。
設定してまもないファンドや、資産残高が減って30億円未満の少額で運用されているファンドの場合、十分な分散投資が出来ず運用内容が安定しないことがあります。
残高が減りすぎてしまうと、運用会社で発生する費用を賄うことができず、ファンドが償還されてしまう可能性があるため、購入は様子を見た方が良いかもしれません。
運用資産の種類にもよりますが、大まかには、資産が100億円以上あれば大丈夫でしょう。
純資産の調べ方については、証券会社等のホームページに掲載されているほか、各種の条件で絞りこむツールを提供している証券会社もあるので活用すると良いです。
例えば、楽天証券の場合、投信スーパーサーチという絞り込み機能を公式ホームページから利用することができます。
純資産という項目があるので、100億円以上に設定してみると、かなりファンドを絞り込むことができることが分かるでしょう。
判断の仕方についてですが、一番良いのは、時間をかけゆっくりと純資産が増えている投資信託です。
対象の投資信託の購入者が、持続的に増えている証拠でもあります。
逆に良くないのは投資信託を設定後まもなく純資産残高が急増し、その後急減するなど不安定な動きをしたり、継続して減少傾向のある投資信託です。
対象の投資信託から、何らかの望ましくない理由で客離れが進行している可能性があります。
このように、純資産額は継続して安定している投資信託を見分ける指標でもあります。
購入の直前に一旦確認した方が良い項目です。

投資信託(国内株式)のランキング

ここまで投資信託選びで重要な点を紹介してきましたが、具体的にどの銘柄を選んで良いかと悩む方もいるかもしれません。
投資信託はランキングが全てではありませんが、今人気のある投資信託やトレンドを確認することができます。
また、その投資信託がなぜ売れているのかを考えることは投資の大きなヒントになります。
ここでは、楽天証券の投資信託ランキングから、記事執筆時点での、国内株式上位3銘柄をピックアップしました。
国内株式に投資する銘柄の買付金額をもとにしたランキングです。

1位は、ひふみプラスで販売手数料のかからないノーロード証券です。
「ひふみ投信マザーファンド」を通じて、国内外の上場株式に投資しています。
経済循環や経済構造の変化、経済の発展段階を総合的に勘案し、適切な株式市場を選び、定性・定量の両面から調査・分析を行い、長期的に選別投資を行う銘柄です。
株式の組入比率は柔軟に変化させながら運用を行います。
2位は、SBI小型成長株ファンド ジェイクール【愛称】jcoolノーロード証券が続いてランクインしています。
主に「小型成長株・マザーファンド」を通じ、原則公開後3年以内の企業に投資。
徹底した企業訪問を実施し、新規公開を契機に新たに成長を加速することを目的としてます。
企業家精神に溢れた企業を厳選。
革新的な高成長企業群の銘柄数を限定(銘柄分散)、一度に組入れずに徐々に投資(時間分散)し、エンジェルジャパン・アセットマネジメントより投資に関する助言を受けて運用する銘柄です。
3位は、みのりの投信で「みのりの投信マザーファンド」を通じて、日本及び海外の株式の中から選んだ「剛・柔・善」企業への規律ある集中投資によって“階段型”の基準価額上昇を目指します。
歴史観と世界観に基づく「大局観」と「人」を軸にした企業・市場分析とを融合することにより、質を伴った長期成長企業を世界から選び抜いています。
原則、為替ヘッジを行わないが、一時的に行うこともあります。

いずれも、「同じ分類に属するファンドと比較して、より効率の高い運用を行ってきたファンド」を絞り込むための指標であるファンドスコアが高く、販売手数料のかからないノーロード証券が多い印象でした。
興味のある方は、楽天証券の公式ホームページから無料でランキングをみることができるので、他の各種ランキングを含め、参考にするのも良いでしょう。

投資信託(海外株式)のランキング

次に、海外株式の投資信託ランキングです。
こちらも、楽天証券の海外株式に投資する銘柄買付金額ランキングより抜粋しています。
事執筆時点での、海外株式上位3銘柄をピックアップしました。

1位は、ブラジル株式ツインαファンド(毎月分配型)ツインα・コース販売手数料のかからないノーロード証券です。
クレディ・スイス・ユニバーサル・トラスト(ケイマン)III-ブラジル株式アルファ・ファンド(適格機関投資家限定)(ツイン・アルファ・クラス)」を通じて、米ドル建てブラジル株式上場投資信託(ETF)を実質的な主要投資対象にしています。
ブラジル株式(ETF)とオプション取引を組み合わせたブラジル株式カバードコール戦略に加えて、米ドル(対円レート)に為替変動とオプション取引を組み合わせた通貨カバードコール戦略を構築し、運用している銘柄です。
2位は、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド海外株式投資信託ランキングの2位もノーロード証券です。
主として、「ニッセイ外国株式インデックスマザーファンド」を通じて、実質的に日本を除く世界主要先進国の株式に投資することにより、MSCI コクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざしています。
マザーファンドの組入比率は、原則として高位を保ちます。
実質組入外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行いません。
3位は、ニッセイグローバル好配当株式プラス(毎月決算型)主として、「シュローダー・インターナショナル・セレクション・ファンド・グローバル・ディビデンド・マキシマイザークラスJ」および「ニッセイマネーマーケットマザーファンド」への投資を通じて、実質的に日本を含む世界各国の好配当株式への投資およびコール・オプションの売り取引を行い、安定した収益と値上がり益の獲得をめざします。
実質的な組入外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行いません。

海外株式投資信託の買付金額ランキング上位は、ブラジルを対象としたものや高配当株を狙うなど、かなり積極的に値上がり益を狙う趣旨の投資信託が多い印象でした。
海外株式部門も、販売手数料のかからないノーロード証券は人気があります。
海外株式は比較的値動きが大きい傾向が強いので、初めは積み立てなどで少額から試しても良いかもしれません。
楽天などのネット証券には、百円から投資できるものもあり、上記ランキングの銘柄も少額投資ができます。
また初めは、日本人には馴染みが深く、経済の状態も追いやすい米国の株式に挑戦してみるのも一つの方法です。
事実、10位以内には、楽天・全米株式インデックス・ファンドや、米国株アルファ・カルテット(毎月分配型)など、ノーロードの米国株式が複数ランクインしています。
特に、インデックスファンドは、代表的な経済指標に連動するものが多いので、値動きの把握がしやすいです。
投資信託を保有しているとかかる信託報酬も比較的安いものが多いので、初めに購入する投信として検討に入れても良いでしょう。